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アメリカ鉱物学会のメーリングリストに,鉱物同定に関する質問が流れました.

かんらん石を分析するために,EPMAで反射電子線像を観察していたら,かんらん石よりも輝度が高い脈状の鉱物があったので,それを分析をした.その結果,主な検出元素はCaO(約50 wt%)のみであり,Totalが100 wt%近くにならない.この”Unusual calcium-rich phase”は何?というのが質問の内容.

残念ながら,質問した人には,まず偏光顕微鏡で薄片中の鉱物を観察して,分析場所を決めるという発想はなかったようです.薄片を観察していれば,その時は確定できなくても,分析結果とあわせて,この"Unusual calcium-rich phase”がCaCO3(方解石アラレ石)であろうことは,容易に推測できたはずです(もう少し詳しく観察すれば,そのいずれかであるかも,おそらく判ったはず),分析後に薄片観察をしても,多分こんな質問をする必要はなかったでしょう.

このメールを読んでいて,約20年前,滞在していたアメリカ西海岸にあるS大学では,地球物理学分野の教員を中心に,「EPMAと粉末X線回折装置があれば,鉱物の同定は可能であるから,偏光顕微鏡についての講義や実験は必要ない.」という意見が出されていたことを思い出しました.

他山之石可以攻玉(え)
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Kouketsuさんが、ゼミで話をするために,K大学に出かけています.初めての経験のはずですが,いつものように淡々と話したのだろうと.......

M1の時に,恩師から東にあるT大学とその北にあるT大学のゼミで話してこいと,送り出された時の緊張を思い出します.何も判らない学生を送り込まれて,さぞ迷惑だったことでしょう.それと,なんて学生に無茶をさせる教官!
それに比べて,Kouketsuさんは,招待されたのだからすごい.なんでも二つのゼミで話をするとか.複数のネタを持っていることにもビックリですが,何と人使いの荒い大学でしょう.せいぜい,美味しい日本海の幸を,Mさんにご馳走してもらって下さい.ぜひ能登の岩蠣も.今まさに旬の食材.(え)
2ヶ月ほど前,太陽光発電の話を書きました.その時の発電量は,130 kw.
猛暑の今日(名古屋地方気象台午後3時の気温は36.4 ℃),午後3時30分ころに太陽光発電パネルの横を通って,何気なく(実は期待して)発電量を見ると86 kw.
焼けるような日差しは,発電量に貢献しないのか・・・・・
5月の場合は午前10時ころであり,太陽光の入射角度は異なりますが,それにしても意外な数値でした.(え)
3限目の講義終了.
久しぶりに,2日続けて午後に会議が入っていない今日と明日.
再訪したかった場所へ,07/17以降はチャンスが無くなるので,休みを取って出かけてきます.(え)
改修前のE館5階西側には,教室の図書室がありました.
改修後は,他の階と同様に,東西に走る廊下で南北二つの部屋に分けられました.しかし現在でも,図書室だった時の名残として廊下の端には窓があります.そして,ここは,屋上を除くとE館では唯一,西方を見渡すことができる場所となっています.
そこから写した,夏至の日の夕方の風景はこちら.(え)
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