新鉱物

V-Mnざくろ石が，新鉱物”桃井石 (Momoiite)”として，IMA-Commission on New Minerals, Nomenclature and Classification (CNMNC) によって正式に承認されました．かつて，V-Mnざくろ石 を，仮想的なざくろ石端成分として”大和石 (Yamatoite)”と呼ぶことが提案されましたが，様々な事情によって，新たな名称が与えられました．

緑色の美しいこの鉱物は，Endo君を中心とする名古屋大グループと愛媛大＋北大グループが，それぞれ独立に異なる産地から発見し，記載を続けていたもので，今回の共同提案となりました．Endo君おめでとう．
発見の先取権が問題になることもなく，新鉱物の共同提案を快く了承していただいた愛媛大＋北大グループに感謝すると共に，どんな研究テーマにも常にライバルは存在することを改めて認識しました．

Endo君，このブログに桃井石の写真を貼り付けませんか？（え）

American Mineralogist

 今朝届いたMSAからのメールを読んでいたら，2009年1月号にMiyazoeほかによるsodic pyroxenesの論文が掲載されたとの情報．彼の熊本大時代の仕事で，デビュー論文がAMとは，やったね！おめでとう．
昨日のO~hamaさん情報をはじめとして，年始から嬉しいたよりが続きます．OG/OBの皆さんも，このブログに，素敵な情報をお寄せ下さい．お待ちしています．（え）

四国特派員からの便り（３）

汗見川からの第３報です．
そうです！Mori君の推察どおり，12/17には４年生が主催の「地質系中心の鍋会」がありました．
そして，明日12/22には，岩鉱の忘年会です．（え）

「今日は雨のため休養日にして麓まで来ています。
そろそろ岩鉱忘年会の時期ではないのでしょうか？参加できないのが残念ですが、皆さんの楽しんでいる姿を想像しながら調査に出掛けることにします！！
汗見川調査も残り約一週間となりました。最後まで気を抜かずに頑張ります！！

P.S.
毎回恒例の写真を添付します。昼御飯にいつもお世話になっている魚の缶詰の空き缶がかなりたまりました！！」

四国特派員からの便り（２）

 雪の汗見川から便りが届きました．（え）

「こちらは数日前に雪が降り、一気に寒くなって完全冬モードに突入した感じです。名古屋もかなり寒いのではないでしょうか？
調査の方は、日程的に折り返しを迎えたところです。
調査は順調に進んでいます…しかし…寒さ、道の険しさ、日没の早さのため、なかなか調査スピードは上がりませんが…
引き続き、気を引き締めて調査を継続します。」

　展望がきかないので，いささか判断しにくいのですが，右岸へ渡る？そうであるならおそらく，此処は沢ヶ内？左岸に渡るのなら，冬の瀬？


 　汗見川に，関羽が出現？

四国特派員からの便り

先日の寒波の襲来と同時にフィールドに入るという暴挙（？）にでたＭ君の様子が，ちょっと心配になったので，連絡を取るようにとの，メールを送りました．
以下はその返事．元気そうで何よりです．お友達の狸君は冬眠中？（訂正：冬眠の習性はないが、秋になると冬に備えて脂肪を蓄え、体重を50%ほども増加させるそうです．）（え）

「ただいま尾根沿いを調査中で、奇跡的に電波が入ります。
これまでのところ、怪我などせず順調に調査を続けています。
四国に到着した初日の大寒波は雪も降りましたが、その日以外は穏やかです。
これから、だんだんと寒さも厳しくなると思うので、引き続き気を引き締めて調査を行っていきます。今朝、雲海がきれいだったので、その写真を送ります。」


ちなみに，高知県嶺北が初雪に見舞われた当日の様子は，大川村のHPで見ることができます．